Vol.69 2008/10/12
新モノ、エボダイ入荷しました。
10月のはじめに新モノのエボダイが入荷しました。秋が丁度おいしい時期になるエボダイは、毎年この季節に原料となる新モノを仕入れております。
仕入れた原料のエボダイは皮の色が実に鮮やかで、鮮度も良い透きとおるようにきれいな白身です。手に取ってみるとズングリした魚体でこれは脂が全身にまわっている証拠です。今年もなかなか良いものを仕入れることができました。
一般的にエボダイは白身魚ゆえ淡白な味と思われますが、旬のしっかりと身に脂がのったものをちょうど良い漬け具合で仕げると、フワッとしたみずみずしい身質で、噛んでいるとなんとも言えない脂の甘みがします。反対に漬け加減が悪いと塩辛くなるだけではなく、不思議なことにどれだけ良いものでも身がパサついた感じに仕上がってしまいます。
また、もう一つの特徴はこの魚を干物にすると皮がとても美味しくなります。脂肪を蓄えたエボダイは身と皮の間に薄い脂の層ができて、焼き始めるとその薄い皮が脂でプクッとふくれ上がりそこにきれいな焼き色がつきます。召し上がるときは皮を表にしてパリっとした香ばしい皮と、ふっくらとした身を一緒に箸でつまんでお召し上がりください。この食べ方が一番美味しい食べ方です。
まだ召し上がったことのない方はこの機会に是非お試しください。詳細はホームページにてお知らせいたしますので今しばらくお待ちください。ご注文お待ちしております！
Text: ユウイチ